「日本海事新聞」誌に掲載(12/24,1999)  

空コンテナ移動・ネット上で売買を仲介 -環境NGO運営-

(本文)
「片荷解消で物流コスト削減」
海上コンテナの空バン回送情報と荷主の求車情報をインターネット上で交換するネットワークサービスが12月から始まった。片荷状態で輸送されている海上コンテナに注目し、輸送効率化によるコスト削減とCO2(二酸化炭素)やNOx(窒素酸化物)などの排出量を削減しようというもの。環境NGO団体が運営するもので、東日本一帯を対象に主に東京・横浜を起点にした輸送をターゲットとする。

「CO2削減にも効果」
 ネット取引を仲介するのは環境NGO団体の省エネルギー輸送対策会議(ESCOT、東京都江東区)。20フィート型、40フィート型、同ハイキューブ型、一般トラックについて、インターネットを通じて求車、求荷のスポット取引を行うもの。京都から青森までの22都府県内に工場は事業を持つ、国際貿易を行う荷主、国内荷主、トラック業者などを会員とする。
 市場に提示されたオファーは登録された荷主、トラック業者に自動的に送信され、詳細については当事者間で直接交渉する仕組み。海上運賃や保険料、通関料など物流経費の見積りも可能。このほか、CO2や汚染物質の排出削減効果の算出機能も付与した。 10、11月にトライアルを実施、12月から本格的にスタートした。中継地点のデポは13箇所(岩手、山形、宮城、福島、新潟、栃木、群馬、茨城、東京、静岡、愛知、うち栃木、群馬は2箇所ずつ)ある。すでに会員店社として荷主やトラック会社が約百社のほか、海上保険会社や船会社、コンテナデポーのオペレーターなどが登録済み。
 ESCOTによると陸上を回送輸送される海上コンテナは「隠れた物流資源」としてこれまでほとんど利用されることがなかった。輸入または輸出のため内陸部に輸送されるコンテナは一定の期間内(フリータイム)に港頭地区いにある船社のヤードに返却しなければならないため、従来の方法ではタイミングよく集荷することは難しかった。しかし、インターネットによる情報交換を行うことで大幅な改善が見込まれる。  ESCOTは海陸の物流業者やシンクタンク、学識経験者、弁護士などが参加している。ホームページのアドレスは次の通り。 http://www.greenangeles.to/escot

---------------------------日本海事新聞12/24,1999--


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